You complete me.

と、ジョーカーは、バットマンに言う。


ジョーカーは、自分自身が、
バットマンがいてこその存在であることに自覚的となった。

それゆえ、バットマンが強くなればなるほど、ジョーカーは強くなる。
善が大きければ大きいほど、悪も大きくなる。

しかも、悪は常に善の先を行く。
ヒーローは結局、敵の後追いしかできない。

そんなヒーローの無力感をバットマンは実感し始める。

悪は拡大し、感染し、肥大する。
けれど、善の脆さ、不自由さは変わらない。

そんな非対称に、
人々はバットマンをスケープゴートにしようとする。

バットマンさえいなければ、という憎悪の念が増してゆく。


そんな善と悪の対立の終着点を、この映画は描こうとする。


『バットマン・ビギンズ』から続くクリストファー・ノーラン版バットマンシリーズは、
今作を2作目として、計3部作になると言われている。


今作で最後にバットマンが選んだ選択は、
この先どこへ向かうのか。


もはや、この世界はバットマンを本当に必要としていないのだろうか。

それとも、悪を背負う誰かによって逆説的に、人々は団結することになるのだろうか。





その結末を知るためにも、次回作を待つしか無いらしい。


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by shinya_express | 2010-11-21 00:06