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国語講座① 国語って大事


教育学の授業で、
小中学生の国語能力に関する講義がある。


国語能力なんて、たいして重要じゃないっしょ
と思っていたのだが、、、


前言撤回。





めっちゃ大事なんだと思った。



その時期に言語形成というか論理形成できなければ、
それ以降の論理的思考に悩まされるんだと思う。





けど、小学校で、論理なんて習ってないしー
とかいうのも正直なところ。

オレ国語できなかったけど、
論理的思考は身についたんだけどなー
とか思ってた。



けどけど、
いやいや、意外と、小中の国語の試験問題は、
いま見てみると奥深い。


無意識のうちに、読解力は鍛えられていて、
その結果、複雑な論理構成を理解できるようになっていくんだと実感。

この傍線部の意味は?的なことが、
かなり重要なんだと実感したわけです。



いまの大学生を見てみたときに、
このレベルをどんどん複雑化していったときに、
どの部分で躓いてしまったのか見ることが、
結構重要なんだと思う。

ロジカル・シンキング的言葉で流行している論理的思考ではなく、
日本語能力をもととした、総合的理解力は、
やっぱり小学校高学年からの国語で、
形成されていくんだな、と思った次第なのです。







というわけで、授業で取り上げた問題などを、
どんどんブログにアップしていこうかと思います。



めっちゃ簡単なのですが、
そうやって形成される「何か」を
感じ取っていただければと思います。
てか、たまに結構難しい・・・。

問題・答え
という形で、ちょくちょくアップするので、
よかったらやってみてくださいな☆




例えば、こんな感じ、


「学校の裏の池には、カエルがいる。
そこにあそびにいこう。」

問題:下線部は、どこ?




答え:学校の裏の池




まぁ簡単すぎるのだが、
この指示語の組み合わせによって、
文章構造はできているわけです。


しかしながら、この問題の基礎となる言語能力もある。

それが文法なるものだ。


そこ=池

なんだけど、
どこの池?

裏の。


どこの裏?

学校の。



という名詞を修飾する「形容詞」
を理解せねばならない。


それに悩まされる小中学生も多いはず。





子供たちにどのようにして
「正しい」教育を施すか
ってのは、かなり難しい。


それがわからず、
もはや塾講師は無理だな
って思ったのも事実。





英語や数学が問題視されがちなこのご時世、
国語教育の大事さを実感したのでした。





皆さんの論理的思考形成は、
何によって獲得できたと思いますか?



ズッコケ三人組?
伝記シリーズ?
シャーロック・ホームズ?
図鑑?
by shinya_express | 2010-06-05 13:20